矯正後の後戻りを防ぐ保定(リテーナー)完…

tiktok
instagram

電話でのお問い合わせ 043-307-3588

〒260-0025千葉県千葉市中央区問屋町2−29イオンスタイル千葉みなと内

診療時間
09:30 ~ 13:30 / / /
15:00 ~ 18:00 / / /

休診日:水・日・祝

キービジュアル

MENU

矯正後の後戻りを防ぐ保定(リテーナー)完全ガイド|期間・種類・サボるリスク

2026年01月24日

矯正治療後に必要な「保定」とは

長い矯正治療を終えて、ようやく手に入れた美しい歯並び。

しかし、ここで安心してはいけません。矯正装置を外した直後の歯は、実はまだ不安定な状態にあります。歯を支える骨や歯周組織が新しい位置に完全に適応するまでには時間がかかり、何も対策をしなければ「後戻り」と呼ばれる現象が起こってしまう可能性があるのです。

この後戻りを防ぐために必要なのが「保定」という治療段階になります。保定とは、矯正治療で動かした歯を新しい位置に固定し、安定させるための期間を指します。この期間に使用する装置が「リテーナー(保定装置)」です。

歯には元の位置に戻ろうとする性質があり、矯正治療によって移動した歯の周囲では、歯根膜線維という組織が伸展した状態になっています。この線維がゴムのように歯を元の位置へ引き戻そうとする力を発揮するのです。また、舌や唇の圧力、噛み合わせの癖なども後戻りの原因となります。

保定期間を適切に過ごすことで、矯正治療で得た結果を長期間維持することができます。逆に、この期間をおろそかにすると、せっかくの治療が無駄になってしまうこともあるのです。

リテーナーの種類と特徴

リテーナーは「取り外し式」と「固定式」の2種類に分かれ、それぞれ特徴が異なります。

患者さんの歯並びの状態や生活スタイル、後戻りのリスクなどを考慮して、最適なタイプを選択していきます。

取り外し式リテーナーの種類

マウスピースタイプ(クリアリテーナー)は、透明なプラスチック素材で作られた装置です。歯列全体を覆う形状で、目立ちにくいという大きなメリットがあります。食事や歯磨きの際には取り外すことができるため、口腔ケアがしやすく、日常生活への影響も最小限に抑えられます。

ただし、歯ぎしりや食いしばりの癖がある方は、装置がすり減って穴が開く可能性があります。定期的な交換が必要になることもあるでしょう。

プレートタイプには、「ベッグタイプリテーナー」と「ホーレータイプリテーナー」があります。ベッグタイプは歯列全体をワイヤーで囲み、裏側はプラスチックのプレートで覆う構造です。すべての歯を固定するため、保定力が高く、咬み合わせが安定しやすいという特徴があります。

ホーレータイプは、特に後戻りしやすい前歯部分を重点的に固定する設計になっています。ワイヤーが前歯の表側だけに通るため、ベッグタイプよりも目立ちにくいというメリットがあります。

プレートタイプは耐久性に優れており、万が一壊れた場合でも修理が比較的容易です。しかし、装置が大きめで歯ぐきまで覆うため、慣れるまで違和感を感じる方もいらっしゃいます。

固定式リテーナーの特徴

固定式リテーナー(フィックスタイプリテーナー)は、歯の裏側に細い金属のワイヤーを接着して固定するタイプです。

自分で取り外すことができないため、装着忘れの心配がありません。24時間体制で歯の位置を保持できるため、特に前歯の後戻りが起こりやすい方に適しています。装置自体が小さく目立たないため、審美的にも優れています。

ただし、ワイヤーが接着された部分は歯磨きがしづらいため、清掃には工夫が必要です。歯間ブラシやフロスを使った丁寧なケアが求められます。また、リテーナー使用時には、装置の破損、違和感、発音への影響などが生じる場合があることもご理解ください。

リテーナーの装着期間はどのくらい?

多くの患者さんが気になるのが、「リテーナーはいつまで装着すればいいのか」という点でしょう。

一般的に、保定期間は矯正治療期間と同じくらいの2〜3年が目安とされています。ただし、これはあくまで目安であり、個人差があります。元の歯並びの状態や治療内容、年齢などによって必要な期間は変わってきます。

保定期間の段階的な変化

矯正治療が終わった直後の約1年間は、歯を磨く時以外はほぼ一日中リテーナーを装着していただきます。この時期は歯を支える骨がまだ完全に形成されておらず、歯周組織も不安定な状態にあるため、最も注意が必要な期間です。

歯の位置が徐々に安定してきたと歯科医師が判断すれば、装着時間を段階的に減らしていきます。夜間だけの装着に切り替えるなど、1日の装着時間を減らすことができるようになります。

保定期間が終わった後も、可能な限りリテーナーを装着し続けることをおすすめします。歯は加齢や日常の習慣によって一生動き続けるものです。食事や歯ぎしり、食いしばりなどの癖で徐々に歯がすり減ると、咬み合わせが変わることがあります。また、歯を支える顎の骨量は加齢によって減少し、歯茎が痩せ細ることも歯並びや咬み合わせを変化させる原因となります。

理想を言えば、一生装着し続けるのがベストです。長期的にリテーナーを装着することで、整った歯並びを維持できるだけでなく、後戻りのセルフチェックにもなります。リテーナーがきつくなったり、合わなくなったりすることで、歯並びのズレに早めに気づくことができるのです。

リテーナーをサボるとどうなる?後戻りのリスク

「1日くらい外しても大丈夫だろう」

そう思って装着をサボってしまうことがあるかもしれません。しかし、この「少しの油断」が思わぬトラブルにつながることがあります。

短期間サボった場合の影響

リテーナーを1日サボった場合、すぐに大きな問題が起きることは少ないかもしれません。しかし、再度装着した際に違和感や圧迫感を感じることがあります。これは、短時間でも歯が動き始めている可能性を示しています。

数日間サボると、歯の位置が微妙に変わり始めます。この変化は最初はわずかでも、繰り返すことで蓄積していきます。リテーナーが浮いたり、装着時に痛みが出たりすることもあるでしょう。

長期間サボった場合の深刻な影響

リテーナーを長期間サボると、影響はより深刻になります。歯は元の位置へと戻り始め、矯正前の状態に逆戻りする可能性が高まります。特に矯正治療直後の数ヶ月は、骨のリモデリング(再形成)が活発に行われる重要な時期です。この時期に装着を怠ると、後戻りが定着しやすくなります。

後戻りが大きく進行すると、それまで使用していたリテーナーが合わなくなり、装着できなくなることもあります。その場合、リテーナーの再製作が必要となり、歯並びの状態によっては再矯正が必要になるケースもあります。

せっかく時間とコストをかけて整えた歯並びが崩れるだけでなく、噛み合わせの問題や顎関節への負担、さらには虫歯や歯周病のリスク増加にもつながる可能性があります。

後戻りしやすい部位

後戻りが最も起こりやすい部位は下顎の前歯です。この部分は特に注意が必要で、固定式のリテーナーをつけることで後戻りを防ぐ効果が期待できます。

後戻りが起こる原因は、歯根の周りの繊維が新しい位置に落ち着くまで元の位置に引っ張ろうとするからだけではありません。舌や唇・頬など歯列を取り巻く筋肉によっても後戻りが起こります。

リテーナーの正しい使い方と管理方法

リテーナーの効果を最大限に発揮するためには、正しい使い方と適切な管理が欠かせません。

装着時間を守る

歯科医師から指示された装着時間を守ることが重要です。治療初期の段階では、食事や歯磨き以外のほぼ一日中装着することが求められます。「少しくらい」という気持ちが後戻りのリスクを高めてしまいます。

装着を忘れないように、生活習慣に組み込むことが大切です。例えば、朝起きたら装着する、寝る前に必ず装着するなど、ルーティンとして定着させましょう。

正しい着脱方法

取り外し式リテーナーは、正しい方法で着脱することが重要です。無理に引っ張ったり、片側だけを外したりすると、装置が変形したり破損したりする可能性があります。

装着する際は、両手で均等に力をかけながら、歯にしっかりとフィットさせます。外す際も、両側から均等に力をかけて、ゆっくりと外すようにしましょう。

清掃とお手入れ

リテーナーは毎日清掃する必要があります。取り外し式の場合は、食後や就寝前に洗浄することをおすすめします。ぬるま湯と歯ブラシを使って優しく洗い、専用の洗浄剤を使用するとより効果的です。

固定式リテーナーの場合は、歯間ブラシやフロスを使って、ワイヤーの周りを丁寧に清掃します。食べ物のカスが溜まりやすい部分なので、特に注意が必要です。

熱湯での洗浄は避けてください。プラスチック部分が変形する可能性があります。また、アルコール系の洗浄剤も装置を劣化させる原因となるため、使用は控えましょう。

保管方法

リテーナーを外した際は、専用のケースに保管することが大切です。ティッシュに包んで置いておくと、誤って捨ててしまったり、ペットに噛まれたりする事故が起こりやすくなります。

保管場所は、直射日光や高温多湿を避けた場所を選びましょう。変形や劣化の原因となります。

定期的な通院とチェック

保定期間中も定期的に歯科医院を受診し、歯並びの状態やリテーナーの適合性をチェックしてもらいましょう。後戻りの兆候を早期に発見できれば、大きな問題になる前に対処することができます。

リテーナーが破損したり、紛失したりした場合は、すぐに歯科医院に連絡してください。放置すると後戻りが進行してしまいます。作り直しには費用と時間がかかるため、日頃から丁寧に扱うことが大切です。

むらせ歯科千葉みなと院の矯正治療と保定サポート

当院では、矯正治療だけでなく、治療後の保定期間までしっかりとサポートしています。

日本矯正歯科学会有資格者のドクターが在籍しており、専門的な知識と豊富な臨床経験に基づいた治療を提供しています。透明で目立ちにくいマウスピース型矯正装置「インビザライン」を取り扱っており、患者さんとのコミュニケーションアプリを導入することで、歯の移動状況を視覚的に確認できるようにしています。

矯正治療と同時に、虫歯治療や歯周病治療にも対応しているため、矯正治療前の初期処置や矯正中の口内環境維持をトータルでサポートできます。また、顎関節に配慮したスプリント療法も実施しており、顎関節症に起因する症状の改善が期待できる場合があります。

保定治療では、きれいに並んだ歯並びを維持するためのメンテナンスを行います。歯並びは永久的なものではなく、加齢変化で徐々に変化していくものです。アンチエイジングの意味でも、きれいに並んだ歯をずっときれいに維持するために、保定装置を用いたメインテナンスが必要になります。

当院では、患者さん一人ひとりの状態に合わせた最適なリテーナーを選択し、装着方法や管理方法について丁寧に指導しています。定期的なチェックを通じて、後戻りの兆候を早期に発見し、必要に応じて適切な対応を行います。

美しい歯並びを長期間維持するためには、矯正治療後の保定期間が非常に重要です。せっかく時間とコストをかけて整えた歯並びを守るために、リテーナーの正しい使用と定期的なメンテナンスを心がけましょう。

矯正治療や保定についてご不安な点がございましたら、お気軽にご相談ください。専門的な知識を持ったスタッフが、患者さんの美しい笑顔を守るために全力でサポートいたします。

 

初診「個別」相談へのご案内

当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。ご興味がある方は下記からお問い合わせください。

  • web予約

電話でのお問い合わせ

043-307-3588
〒260-0025
千葉県千葉市中央区問屋町2−29
イオンスタイル千葉みなと内

このページの先頭に戻る