抜歯しなければならないと言われた歯でも
治療できる可能性があります。
精密機器を活用し、歯を残すために全力を尽くします。

抜歯しなければならないと言われた歯でも
治療できる可能性があります。
精密機器を活用し、歯を残すために全力を尽くします。
根管治療の成功率は、手法、歯科医の経験に大きく左右されます。
残念ながら現代日本の根管治療は、再治療となってしまうケースが多くみられます。
1.歯科医師の技術・知識が不足している
2.保険適用範囲から最善の治療が必ずしも行えていない
3.完治に対する担当医の意識が低い
繰り返される根管治療には、こうした問題があるのではないかと考えています。
そしてこれらの原因は、ほとんど医院側にあると言えます。
再発率を完全にゼロにすることはもちろんできませんが、それでも治療方法によって大幅に再発しにくくすることは可能です。
虫歯の再発で悩まれている方はもちろん、これから治療を検討されている方にも、ぜひ当院で行っている取り組みをご紹介したいと思います。
当院で行う根管治療は「精密」をコンセプトにしています。
それぞれご紹介いたします。
マイクロスコープと高倍率ルーペは、いずれも治療部位を拡大して見るために使う器具です。
根管治療では歯の内側を治療するため、肉眼では見える範囲に限界があります。より正確な治療を行うためには、患部を拡大して正しい状況を理解する必要があります。
下の画像は、千円札を「肉眼」で見た状態と、「高倍率ルーペ」で見た状態の視野です。
右の写真のように、千円札の裏に描かれたサクラの花の中には、「ニ」「ホ」「ン」の文字が隠されています。
しかし、左の写真のように、肉眼で見ただけだとはっきりは分かりません。
当院で処置した症例をご紹介します。
黒い影が出ている部分が問題の箇所で(根尖病巣)、治療後はこの影がなくなっているのが見て取れると思います。
また、高倍率ルーペを活用すると、適切な処置を効率的に行うことができ、来院回数も大幅に減らすことができます。
レントゲン写真は、一般的に二次元の画像解析が可能な機器です。
有用な機器であることは間違いありませんが、二次元的にしか症状を確認できないため、患部の正確な把握はしきれない場合があります。
そこで、当院では三次元画像解析ができるCTを利用しています。
この機器を使用することで、様々な角度から歯や骨の状態、神経の位置などを正確に把握することができます。
この画像はCT画像(左)とレントゲン(右)の比較です。
赤丸で囲っている部分に、歯の付け根部分に膿が溜まっている状態が見えます。これは従来のレントゲンでは見落とす可能性の高い病状です。
CTの活用で、より精密な診断ができ、治療精度も高められるのです。
根管内部に生じている感染部位を削り取るためには、ファイルと呼ばれる器具を使用します。
ファイルは「ステンレスファイル」と「ニッケルチタンファイル」の2種類が主流ですが、当院ではニッケルチタンファイルを採用しています。
根管内は複雑に入り組んでおり、人によって形状も異なるため、より正確にすべての病巣を取り除くためには、細かい動きに対応できる高い柔軟性が必要です。
ニッケルチタンファイルはステンレスファイルよりもしなやかで、効率的に感染部位を取り除くことができるのです。
他院で治療を受けた方から、「根管治療を受けたはずなのに、また痛みが出てきてしまった……」といったご相談をお受けすることが多いのですが、再発してしまうのは何故だと思いますか?
それは「問題部位の取り残し」、そして治療中に唾液に含まれる「細菌」が入ってしまうことが原因です。いかにして、無菌状態で治療を進め、かつ、根管を無菌状態まで清掃できるのかが根管治療の成否を分けます。当院の取り組みをご紹介します。
病巣をすべて取り除いたあとは、消毒剤を用いて一度歯の内側を殺菌・消毒してから、詰め物を行います。
当院では「EDTA」という消毒剤を利用しています。
EDTAは歯の削りカスを溶かすことで、治療箇所から不純物を取り除きます。
根管治療では対応しきれないほど進行してしまっている虫歯の場合、多くの医院では抜歯するという選択になるでしょう。
しかし、当院ではなるべく患者さんご自身の歯を大切にするために必要な施術を行いたいと考えています。
歯根端切除術は、歯の奥、顎の骨の中に溜まってしまった膿を取り除くために行う治療です。
歯茎を切り開いて顎の骨を一部削り、根尖部(歯の先端)を削って膿を取り除いたのち、歯肉を縫い合わせる、という手術です。
これによって感染箇所をしっかりと取り除くことができるため、抜歯リスクを減らすことができます。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。ご興味がある方は下記からお問い合わせください。