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インプラント周囲炎とは?初期症状・原因・治療法|再治療を防ぐセルフケアと受診目安

2026年01月25日

 

インプラント周囲炎とは?

インプラント周囲炎とは、インプラント治療後に人工歯根の周りの歯茎や顎の骨に炎症が起きる病気です。

インプラント自体は人工物のため「むし歯」にはなりません。しかし、インプラントを取り囲む歯茎や顎の骨は患者さんご自身の生身の組織であり、細菌による感染症のリスクにさらされています。不適切な口腔ケアによってインプラントの周囲に細菌が蓄積すると、歯垢や歯石として固まり、炎症を引き起こします。

この病気のメカニズムは歯周病と同様です。初期段階では歯茎に軽い炎症や赤み、腫れが見られますが、痛みを感じることはほとんどありません。しかし、この段階で適切な処置が行われないと、炎症は次第に進行し、骨の吸収やインプラントの動揺につながります。

最悪の場合、インプラントが骨から離れて不安定になり、脱落するリスクがあります。

インプラント周囲炎の初期症状を見逃さない

初期症状は非常に軽微で、気づきにくいことが特徴です。

インプラント周囲炎の恐ろしさは、初期段階では炎症を起こさず、痛みも出血もないという点にあります。インプラント周囲炎が始まっているのに、違和感なく食事をすることもできてしまうのです。これは歯周病とはまったく異なる傾向で、歯周病では初期段階から歯肉に小さな刺激を与えただけで簡単に出血します。

初期段階で現れるサイン

初期症状として、まずインプラント周囲の歯茎が赤く腫れることがあります。この腫れは、炎症が始まっているサインであり、健康な歯茎に比べて柔らかく、触れると不快感を感じることがあります。次に、歯磨きや食事の際に軽い出血が見られることがあります。通常、出血は歯茎が炎症を起こしている場合に起こりやすく、初期段階では痛みがほとんどないため、見過ごされがちです。

また、口臭が気になるようになることもあります。これは、細菌がインプラント周囲にたまり、歯垢として蓄積することが原因です。さらに、インプラント周囲の歯茎が少しずつ退縮し、インプラントが通常よりも見えるようになる場合もあります。これは、炎症によって歯茎が徐々に下がっていることを示しています。

進行度別の症状

インプラント周囲炎の進行度に応じて、以下のような症状が現れます。

  • 軽度…歯茎の軽い腫れと出血、歯磨きの時にたまに血が出るが、どこから血が出るか分からない、インプラントを歯磨きするとたまに痛む
  • 中等度…歯茎の強い炎症、出血、骨の一部減少、インプラントの歯茎が腫れたような感じがする、食事の時にたまにインプラントで噛むと違和感がある
  • 重度…深刻な骨の減少、インプラントの動揺、持続的な痛み、インプラントを触るとグラグラする、インプラントを触ると血と膿が出る、インプラントで噛むと違和感や痛みがある

初期の兆候がみえにくいインプラント周囲炎ですが、病気の進行はとても速く、歯周病の10~20倍のスピードで悪化するといわれています。

インプラント周囲炎の原因を理解する

インプラント周囲炎の主な原因は、口腔内のバイオフィルム(歯垢)の蓄積や不適切な口腔ケアでの口の中の細菌による感染です。

特にバイオフィルムと呼ばれる歯垢がインプラントの周囲にたまると、これが炎症を引き起こします。

主な発症要因

インプラント周囲炎を引き起こす主な要因として、以下が挙げられます。

  • 不適切な口腔ケア…ブラッシングやフロスが十分でないと、バイオフィルムがたまりやすくなります
  • 喫煙…口腔内の健康に悪影響を及ぼし、インプラント周囲炎のリスクを高めます。喫煙することにより、血管の収縮が起こり血管内に酸素が上手く運ばれなくなります。そうすると栄養が歯茎に届きにくくなり、身体の免疫能力も落としてしまうので、歯周病に感染した時に発症がしやすくなってしまいます
  • 全身的な健康状態…糖尿病などの病気があると、感染症に対する抵抗力が低下します
  • インプラントの不適切な位置…インプラントが正しく配置されていない場合も、周囲の歯茎や骨に負担がかかりやすくなります
  • 歯ぎしり…無意識の力はとても強く、通常の食事の2〜3倍の力が加わります。インプラントには刺激を受け取る「歯根膜」がないので、直接刺激が顎の骨に伝わり、この刺激が炎症に繋がります

メンテナンス不足が最大のリスク

インプラント治療後のメンテナンス不足が不足してしまうと、インプラント周囲炎を引き起こす可能性が高まります。

この細菌感染症はお口の中の細菌、プラークが原因です。このプラークが汚れとして溜まってしまい、お口の中の環境が悪くなると歯周病やインプラント周囲炎になってしまいます。そうならないために、歯科医院で定期的に検診やクリーニングをしっかり受けていただくことがとても大切です。

インプラント周囲炎の治療方法

インプラント周囲炎が確認された場合は早急に治療を受けることが必要です。

治療法は症状の進行度によって異なります。

初期段階の治療

初期状態のインプラント周囲炎であれば、スケーリングやクリーニングが行われます。これにより、原因となる細菌を取り除き、炎症を抑えることができます。ケースによっては抗生物質の投与も行われます。歯科医院での定期検診を受診することで、適切なケアとホームケアでの指導により、インプラントを長期間健康に保つことができます。

中等度から重度の治療

症状が進行している場合、症状によっては外科的な手術が行われることもあります。感染部位の清掃や骨の再生を促進するための処置が必要となります。中等度から重度のインプラント周囲炎になると、歯茎の退縮が進行し、インプラントの金属部分が露出してきます。これは、見た目にも影響を与え、審美的な問題を引き起こすことがあります。

さらに、インプラント周囲の骨が徐々に減少し始めます。この骨吸収が進行すると、インプラントを支える基盤が失われ、最終的にはインプラントが不安定になり、脱落する可能性があります。

重度の場合の対応

インプラント周囲炎の重度では、インプラントの撤去の可能性もあります。インプラント周囲炎では、インプラントを支えている顎の骨が溶けているのに痛みがまったくないこともあります。しかしインプラント周囲炎が悪化すると、インプラントがぐらぐら揺れるようになります。もし指でインプラントを押してみて少しでも動くようでしたら、早急に歯科医院に診てもらう必要があります。

再治療を防ぐセルフケアの実践

インプラント周囲炎を予防するには、まずは毎日の歯磨き+歯間清掃によるセルフケアを行うことが大切です。

毎日の歯磨きの基本

インプラント治療後のセルフケアで最も大切なのは「毎日の歯磨き」です。

歯磨きは最低でも毎食後、1日3回は磨いてください。そして晩御飯を早く済ませて早く夜の歯磨きをしたときは、夜寝る前にもう一度歯磨きしてもいいくらいです。毎食後に歯磨き+歯間清掃をするのがベストですが、時間が取れない・忙しい場合は寝る前の歯磨き+歯間清掃だけはしっかり行うようにしましょう。

正しい磨き方のポイント

歯磨きを行う際には正しい磨き方で歯を磨くことが重要です。

  • 歯ブラシの毛先を使い細かく振動させて磨く…歯磨きをする時に歯ブラシの毛先の部分を優しく歯の表面にあてながら、細かく歯ブラシを振動させて磨くようにする方法がおすすめです
  • 歯ブラシは「親指・人差し指・中指」で持つ…3本の指でペンを軽く持つようにすることで、小刻みに歯ブラシを動かしやすくなります。必要以上に力が入りすぎるのを防ぐことができ、歯と歯茎の境目など、細かい部分も磨きやすくなります
  • 順番を決めて磨く…プラークの取り残しを防ぐため、歯を磨く時には「順番を決めて」磨くことをおすすめします。上あごの歯の裏側を磨く時に「ぐるっと一周して裏側だけを磨く」ようにする方法がおすすめです

歯間清掃の重要性

1日4回の歯ブラシでも、インプラントを入れた方には十分ではありません。

デンタルフロスまたは歯間ブラシもしっかり使ってください。細菌は歯ブラシの毛が届かないところに潜んでいます。それを取り除けるのはデンタルフロスか歯間ブラシだけです。歯と歯のすき間にある汚れを落とすには、歯ブラシを使って行う歯磨きだけでは不十分です。歯と歯のすき間に溜まったプラークや食べカスは、デンタルフロスや歯間ブラシを使うことで効果的に汚れを落とすことができます。

歯磨き粉の選び方

インプラント治療後に行う歯磨きの時に、粒の粗い「つぶつぶタイプ」などの歯磨き粉を使ってしまうと歯磨き粉の粒子が埋め入れたインプラントと歯茎の間に入り込み、炎症を起こしてしまう恐れがあります。

そのためインプラント治療後に行う歯磨きでは粒子が細かい歯磨き粉を使うようにするか、デンタルリンスなどの洗口剤を利用して歯磨きを行いましょう。なお、歯磨き粉や洗口剤は必ずしも歯磨きの際には必要な物ではありませんので、何も使わずに水で歯ブラシを濡らして歯磨きをするのもおすすめの方法です。

外出先でのケア

外出先や勤務先などでおやつや食事を食べた後には、必ず歯を磨くようにしましょう。

会社員は社内に歯磨きをする場所がないと、ランチ後に歯磨きをせずにすごしてしまうかもしれませんが、それは回避してください。また、夜、会食会があって外食するときも食後の歯磨きを怠りがちです。歯ブラシを携行するようにしましょう。

生活習慣の改善とリスク管理

インプラントを入れたら、規則正しい生活と食生活の改善に取り組みましょう。

禁煙の必要性

タバコはNGです。禁煙しましょう。

タバコは血管を収縮させる効果があります。血管が収縮すると血液の巡りが悪化します。血液の流れが滞ると細胞に栄養と酸素が届かず、細菌に打ち負けてしまいます。この状態を「抵抗力が落ちた」「免疫力が落ちた」といいます。それではインプラント周囲炎を引き起こす細菌を叩くことができません。

歯ぎしり対策

歯ぎしりもまた、歯周病を進行させます。

歯ぎしりは、自分の無意識で行っていることがほとんどです。無意識の力はとても強く、通常の食事の2〜3倍の力が加わります。普通の歯は、歯への刺激を受け取ってくれる「歯根膜」というものがあります。しかし、インプラントにはこれがないので、直接刺激が顎の骨に伝わります。この刺激が、炎症に繋がり、インプラント周囲炎を引き起こします。そのためには事前にマウスピースを作り寝る時に装着することで、歯ぎしりによる負担を軽減できます。

全身疾患の管理

糖尿病や心臓病、高血圧などの理由でインプラントを断られるケースはよく見受けられます。

以前は、これらの症状がある場合は、多少リスクが高くなるとされていたため、断る医院さんが多かったようです。ただし、近年では、体調の改善と共に、生体モニタリングなどを注視しながら行うことで可能になることもあります。内科医の判断も仰ぎながら、適切な管理のもとでインプラント治療を受けることが可能な場合があります。

定期メンテナンスの重要性と受診目安

インプラント治療は、インプラントを埋めたら終わりというようなものではありません。

長く使い続けていただくためには、治療後も定期的にメンテナンスを行っていく必要があります。

定期メンテナンスの内容

歯科医院で受ける定期メンテナンスも欠かせません。

定期メンテナンスではインプラントの状態、および、お口の健康チェックを行います。インプラント治療後は3〜6ヶ月ごとの定期検診を受けるようにしましょう。科学的根拠に基づいたオリジナルのメンテナンスシステムがあり、患者さんそれぞれに合わせたメンテナンスプログラムを作成し、インプラントも含めたお口の全体の状態を管理します。

早期受診が必要なサイン

以下のような症状が現れた場合は、早急に歯科医院を受診してください。

  • 歯茎の色が淡いピンク色ではなく、赤みや腫れが見られる場合
  • 歯磨きの際に出血がみられる場合
  • 食事や歯磨きの際に痛みを感じる場合
  • 不快な口臭を自覚する場合
  • インプラントがぐらつく感覚がある場合

これらの観察ポイントをしっかり押さえて自分の口腔環境をチェックするだけでなく、インプラント治療を受けたあとは定期的に歯科医院で診てもらうことが重要になります。

むらせ歯科千葉みなと院のフォロー体制

むらせ歯科千葉みなと院では、インプラント治療後のフォローアップも重視しています。

インプラント周囲炎を防ぐための科学的根拠に基づいたオリジナルメンテナンスシステムを提供しています。CT装置、シミュレーションソフト、ガイデッドサージェリーを活用した「コンピュータインプラント」で安全性を向上させ、世界シェア1位の「ストローマン」と2位の「ノーベルバイオケア」の製品を採用しています。

また、10年保証システム「ガイドデント」により、偶発的な事故も保証対象となり、全国の認定医院で保証を受けられるため、引越し後も安心です。糖尿病や心臓病などで他院で断られた方も内科医の判断を仰ぎながら対応できる可能性があります。

まとめ|インプラントを長持ちさせるために

インプラント周囲炎は、適切なケアを怠ると誰にでも起こりうる病気です。

しかし、毎日のセルフケアと定期的なメンテナンスをしっかり行うことで、予防することができます。初期症状を見逃さず、少しでも異変を感じたら早めに歯科医院を受診することが大切です。インプラントは「他の歯を守る」手段でもあり、しっかりと噛むことで脳に新鮮な血液が行き渡って、認知症予防になるという研究結果も報告されています。

インプラント周囲炎の予防と早期発見・早期治療により、インプラントを長期間健康に保ち、快適な食生活と笑顔を守り続けましょう。

むらせ歯科千葉みなと院では、天然歯を最優先に考え、可能な限り抜歯を避ける方針を貫いています。単にインプラントを勧めるのではなく、患者さんの状態を詳しく検査し、必要な場合にのみインプラント治療を提案する、患者本位の治療方針で、皆さまのお口の健康をサポートしています。

 

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当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。ご興味がある方は下記からお問い合わせください。

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