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歯並びより深刻?口呼吸が子どもの成長に与える本当のリスク

2025年12月10日

歯並びより深刻?口呼吸が子どもの成長に与える本当のリスク

お子さんが普段、口を開けたままでいることはありませんか?

テレビを見ているとき、勉強しているとき、あるいは眠っているとき・・・気づけば口がぽかんと開いている姿を目にすることがあるかもしれません。一見、何気ない癖のように思えるこの「口呼吸」ですが、実は子どもの成長に深刻な影響を及ぼす可能性があることをご存知でしょうか。

歯並びの問題だけではありません。口呼吸は、お子さんの顔の発育、免疫力、集中力、さらには将来の健康状態にまで影響を与えることが明らかになっています。近年の研究では、日本の子どもたちの約30%が日常的に口呼吸をしているというデータも報告されており、もはや見過ごせない現代の疾病といえるでしょう。

この記事では、東京歯科大学で学び、臨床経験を積んできた専門家の視点から、口呼吸が子どもの成長に与える本当のリスクと、その改善方法について詳しく解説します。お子さんの健やかな成長を願う保護者の方々に、ぜひ知っていただきたい内容です。

口呼吸とは何か?なぜ子どもに多いのか

口呼吸とは、文字通り「口で呼吸をする」ことを指します。専門的には「こうこきゅう」と読みますが、一般的には「くちこきゅう」という呼び方が浸透しています。

本来、人間は鼻で呼吸をする生物です。鼻には空気を温め、加湿し、細菌やウイルスをフィルタリングする重要な機能が備わっています。しかし、口呼吸では、こうした防御機能が働かず、冷たく乾燥した空気が直接体内に入ってしまいます。

口呼吸が増加している背景

現代の子どもたちに口呼吸が増えている理由は、複数の要因が複雑に絡み合っています。

まず、食生活の変化が挙げられます。柔らかい食べ物が中心となり、しっかりと噛む機会が減少したことで、口周りの筋肉が十分に発達しなくなりました。口を閉じる力が弱いと、自然と口が開きやすくなってしまいます。

また、スマートフォンやゲーム機の普及も影響しています。画面に集中している間、無意識に口が開いてしまうことが多く、これが習慣化してしまうケースが増えています。さらに、姿勢の悪化も口呼吸を誘発する要因となります。頭が前に出た姿勢では、気道が狭くなり、口で呼吸する方が楽になってしまうのです。

アレルギー性鼻炎との関係

近年、アレルギー性鼻炎や花粉症を持つ子どもが増加しています。鼻が詰まると、当然ながら鼻呼吸が困難になり、口呼吸に頼らざるを得なくなります。一時的な鼻づまりであれば問題ありませんが、慢性的に続くと、口呼吸が習慣化してしまう危険性があります。

また、アデノイド肥大という状態も口呼吸の原因となります。アデノイドとは鼻の奥にあるリンパ組織で、通常は成長とともに縮小しますが、一部の子どもでは肥大し、鼻呼吸を妨げることがあります。

口呼吸が子どもの成長に与える深刻な影響

口呼吸は、単なる癖ではありません。子どもの成長期において、さまざまな問題を引き起こす可能性があります。

顔の発育と歯並びへの影響

口呼吸を続けると、舌の位置が下がります。本来、舌は上顎に軽く触れているのが正常な位置ですが、口呼吸では舌が下がり、前歯を押し出してしまいます。その結果、出っ歯や開咬(前歯が噛み合わない状態)が起こりやすくなります。

さらに、口を開けたままでいると、唇の筋力が低下し、歯並びが崩れやすくなります。上顎の成長が妨げられると、歯列が狭くなり、歯が重なり合う「叢生」という状態になることもあります。顎の発育不全は、将来的に矯正治療が必要になる可能性を高めてしまいます。

免疫力の低下と感染症リスク

鼻呼吸では、鼻腔内の繊毛が細菌やウイルスをキャッチし、体内への侵入を防いでいます。しかし、口呼吸ではこの防御機能が働かず、病原菌が直接体内に入りやすくなります。

また、口呼吸によって口腔内が乾燥すると、唾液の分泌量が減少します。唾液には抗菌作用があり、細菌の繁殖を抑える重要な役割を果たしていますが、その機能が低下してしまうのです。結果として、風邪をひきやすくなったり、虫歯や歯周病のリスクが高まったりします。

脳への酸素供給不足と知能発達への影響

口呼吸は、鼻呼吸と比べて脳への酸素供給が最大で40%減少するという報告があります。脳は体内で消費される酸素の約25%を必要とする臓器であり、酸素不足は記憶力や集中力の低下を招く可能性があります。

オーストラリアの研究では、口呼吸をしている子どもは知能指数(IQ)が年に5~10低下する可能性があるという結果も報告されています。これは、本来到達できるはずの知能レベルに届かなくなるということを意味します。成長期の子どもにとって、これは見過ごせない問題です。

睡眠の質の低下と成長ホルモンへの影響

口呼吸は、睡眠時無呼吸症候群のリスクを高めます。睡眠中に呼吸が乱れると、深い眠りが得にくくなり、成長ホルモンの分泌が不十分になる可能性があります。成長ホルモンは、子どもの身体的な成長だけでなく、脳の発達にも重要な役割を果たしています。

また、睡眠の質が低下すると、日中の集中力や学習能力にも影響が出ます。学校での成績や日常生活にも支障をきたす可能性があるため、早期の対策が必要です。

口呼吸のチェック方法と早期発見の重要性

お子さんが口呼吸をしているかどうか、まずは確認してみましょう。

家庭でできる簡単なチェック方法

口呼吸の兆候は、日常生活の中で観察することができます。以下のような特徴が見られる場合は、口呼吸の可能性があります。

  • 普段から口が開いていることが多い
  • 睡眠中に口を開けて寝ている
  • いびきをかくことがある
  • 食事中に音を立てて食べる
  • 口臭が気になる
  • 風邪をひきやすい
  • 集中力が続かない
  • 唇が乾燥しやすい

これらの症状が複数当てはまる場合は、口呼吸が習慣化している可能性が高いといえます。

専門家による診断の重要性

家庭でのチェックも有効ですが、専門家による診断を受けることで、より正確に口呼吸の状態を把握できます。歯科医院では、口腔内の状態、舌の位置、唇の動きなどを詳しく確認してもらえます。

定期的な歯科検診を受けることで、口呼吸の傾向を早期に発見できます。早期発見・早期対策が、お子さんの健やかな成長を支える鍵となります。

全国疫学調査から見る口呼吸の実態

新潟大学の研究グループによる全国大規模疫学調査では、日本の子どもたちの約30.7%が日常的に口呼吸をしていることが明らかになりました。この割合は年齢とともに増加する傾向があり、自然に改善することは期待しにくいという結果も示されています。

つまり、口呼吸は放置すれば悪化する可能性が高く、積極的な介入が必要な状態といえるのです。

口呼吸を改善するための具体的な方法

口呼吸は、適切な対策を取ることで改善が可能です。

鼻呼吸トレーニングの実践

鼻呼吸を習慣づけるためのトレーニングが効果的です。まず、口を閉じた状態で鼻からゆっくり深呼吸する練習を行います。舌を上顎につけた状態で鼻呼吸を意識することで、正しい舌の位置を維持しやすくなります。

また、「あいうべ体操」という口周りの筋肉を鍛える運動も有効です。口を大きく開けて「あ・い・う・べ」と発音することで、口周りの筋肉を強化し、自然と口を閉じる力を高めることができます。

鼻づまりの解消

アレルギー性鼻炎や慢性鼻炎が原因で口呼吸になっている場合は、耳鼻咽喉科での治療が必要です。鼻づまりを解消することで、鼻呼吸がしやすくなり、口呼吸の改善につながります。

花粉症の場合も、適切な治療を受けることで症状を軽減できます。「毎年春だけだから」と放置せず、専門医に相談することが大切です。

姿勢の改善

姿勢の悪化も口呼吸の原因となります。スマートフォンやゲーム機を使用する際の姿勢に注意し、頭が前に出ないように意識しましょう。正しい姿勢を保つことで、気道が確保され、鼻呼吸がしやすくなります。

小児矯正による根本的な改善

口周りの筋肉の機能不全が原因で口呼吸になっている場合、小児矯正が有効です。当院では、歯列矯正用咬合誘導装置(マイオブレース)を使用した「Ⅰ期治療」を行っています。

マイオブレースは、歯を直接動かすのではなく、口周りの筋肉のトレーニングを通じて、口呼吸や舌癖などの悪習慣を改善します。舌の位置を正しくし、口を閉じる力を強化することで、自然な鼻呼吸を促します。

Ⅰ期治療は、永久歯が生えそろう前のお子さんを対象としており、成長期の顎の発育を利用して、理想的な歯並びと正しい呼吸を獲得することを目指します。早期に介入することで、将来的な矯正治療の負担を軽減できる可能性もあります。

むらせ歯科千葉みなと院での小児矯正の特徴

当院では、日本矯正歯科学会有資格者(非常勤)が在籍し、専門的な矯正治療を提供しています。

Ⅰ期治療とⅡ期治療の2段階アプローチ

子どもの矯正治療は、一般的に「Ⅰ期治療」と「Ⅱ期治療」の2段階で行います。Ⅰ期治療では、主に口腔周囲筋のトレーニングを行い、口呼吸や舌癖などの悪習慣を改善します。歯並びの状態によっては、Ⅰ期治療のみで完了する場合もあります。

Ⅰ期治療が完了しても、歯並びが悪かったり、上下の歯がうまく噛み合わなかったりする場合は、Ⅱ期治療を実施します。Ⅱ期治療では、すべての歯に矯正装置を装着し、理想的な歯並びと噛み合わせを目指します。

虫歯・歯周病治療にも対応

矯正治療だけでなく、虫歯治療や歯周病治療にも対応しています。矯正を始める前の初期処置や、矯正中の口内環境維持をサポートすることで、総合的な口腔健康を守ります。矯正専門のクリニックでは対応できない場合が多いこうした治療も、当院では一貫して行えます。

顎関節に配慮したスプリント療法

歯並びが悪いことで噛み合わせが悪くなっている場合、顎の関節にもトラブルが生じることがあります。当院では、矯正治療に入る前にスプリント療法を行うことで、顎関節症などのトラブルも同時に改善していきます。これにより、顎関節症起因の頭痛、肩こり、顎の痛みなどの改善が見込めます。

患者さんとのコミュニケーションを重視

当院では、患者さんとのコミュニケーションアプリを導入し、歯の移動状況をスライドショーでチェックできるようにしています。どのくらい歯が動いたかを視覚的に確認できることで、矯正治療中の励みになります。

まとめ:お子さんの未来のために今できること

口呼吸は、単なる癖ではなく、子どもの成長に深刻な影響を与える可能性がある問題です。

歯並びや顔の発育、免疫力、脳への酸素供給、睡眠の質など、さまざまな側面でお子さんの健康を脅かします。しかし、早期に発見し、適切な対策を取ることで、改善が可能です。

家庭でのチェックや鼻呼吸トレーニング、鼻づまりの治療、姿勢の改善など、できることから始めてみましょう。そして、専門家による診断と治療を受けることで、より確実に口呼吸を改善できます。

当院では、日本矯正歯科学会有資格者が在籍し、マイオブレースを使用したⅠ期治療をはじめ、お子さん一人ひとりに合わせた矯正治療を提供しています。虫歯・歯周病治療や顎関節症治療にも対応し、総合的な口腔健康をサポートします。

お子さんの健やかな成長を願うなら、今こそ行動を起こす時です。口呼吸の改善は、お子さんの未来を明るくする第一歩となるでしょう。

むらせ歯科千葉みなと院では、無料の矯正相談を実施しています。お子さんの口呼吸や歯並びが気になる方は、ぜひお気軽にご相談ください。専門的な視点から、お子さんに最適な治療プランをご提案いたします。

 

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当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。ご興味がある方は下記からお問い合わせください。

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